張替作業工程

1.皮の選択

1.皮の選択

四つ皮、犬皮共、演奏者の好みに合わせて選ぶ。

2.皮を湿す

2.皮を湿す

よく絞った湿し手拭いに皮を巻きつけ、均等に湿しを入れる。

3.甘皮を取る

3.甘皮を取る

裏の甘皮を紙ヤスリでよくこすり取る。

4.皮を木センで鋏む

4.皮を木センで鋏む

胴の大きさより深く皮を鋏む。
この咥え方が張りの強さに影響する。

5.胴に糊をつける

5.胴に糊をつける

もち米が原料の粉を水で溶き、よく練ったものを、下ごしらえをした胴に均等につける。

6.胴に皮を乗せる

6.胴に皮を乗せる

7.張綱を結ぶ

7.張綱を結ぶ

8.楔(クサビ)を打ち込む

8.楔(クサビ)を打ち込む

樫の楔を打ち込み、皮を張ってゆく。

9.捩り(モジリ)を使う

9.捩り(モジリ)を使う

竹または象牙で出来た捩りを綱に捻り込み、微調整をする。

※皮が乾かないうちに皮を木センで鋏んでからここまでを、素早く一気に張り上げる。

10.糊を乾かす

10.糊を乾かす

皮の上に布団を乗せ、胴と皮の接着部分を電熱器で 40分~1時間乾かす。

11.木センをはずす

11.木センをはずす

乾いてから1~2時間経ってから木センを外す。

12.こきつけ  

12.こきつけ

皮の折り返しをこきつける。

13.断ち切り

13.断ち切り

津軽は、こきつけたままだが、他は余分な皮は断ち切る。

ち皮を張る

14.ばち皮を張る

皮がよく乾いてから、ばち皮を張って仕上げ。