店主日誌
2003年2月

2/28
(金)

 木下伸市氏の4枚目のCD『承SHOW』が発売され早速聴いてみる。これが凄くいい!! 1枚目の『傳』と比べてはるかに音も良く、全編ノンストップで録ったのではないかと思えるほどの息遣いと気迫を感じる。そして温かさと独特の繊細さも・・・。

2/27
(木)

 上野発の新幹線に飛び乗ろうとしたがほんの数秒の遅れでホームに駆け下りる階段の上から車両がゆっくり動き出すのを見送ることになる。少ししてその12分後に同じホームからはやて号が発車するのを知り、これに乗ると到着時間がさっき見送った列車より到着が早くなる、何故?・・・よく見ると次ぎの停車駅がいきなりめざす仙台で、新幹線特急の更に超特急なのだ。ところが全車両指定席で、指定席券がないと乗車できませんとホームの大きなポスターに書かれてあった。旅慣れない私は自由席券を持ってホームを行ったり来たり・・・駅員さんに聞いたら指定席券は上のチケット売り場でなくては買えませんと冷たく言う。発車まで4分も無い、大変だ!ここは地下何階だっけ? 急ぎ、今下りて来たエスカレーターに戻り見上げると天上まで続くかと思われる馬鹿長いエスカレーター、どうしたらいいんだ!発車の時刻は迫っている、ああ、走ってもとうてい間に合わない、どうしよう・・・とまたホームを右往左往する。遂にはやて号が滑り込んできた。ドアが開く、乗客が吸い込まれていく。そうだ、指定席券が無くても乗っちゃえば後で清算できるに決まってる。手に汗が一杯だ、意を決して一歩列車に歩み寄った瞬間、さっきの駅員さんと目がビッタシ合ってしまった。気の小さい私の第2歩目はすでに半歩後ずさりしていた。ドアが目の前で閉じ、私の優柔不断をあざ笑うかのようにはやて号の後姿がゆっくりと遠ざかって行った。
 仙台に着いて走って、初めての地下鉄に乗り、旭が丘という駅で下り、エスカレーターを駆け上がり、外に出てまた走って(まるで松田優作のように・・客観的には高木ブーちゃんだったかもしれない)目指す仙台市青年文化センターに何とか間に合い、一呼吸のあと、開演のベルが鳴る。伊藤キム+輝く未来「抱きしめたい」。そう、私はこれを見に来たのだ。
 初めて見る伊藤キムの一挙手一投足に目を瞠り、目を凝らした。その姿態の美しさに久しぶりに熱くなる。来てよかった。

2/23
(木)

 今日、福士豊秋先生ご一家のホームページが開設し、長女のあきみちゃんが青森県民謡グランプリを受賞した。今年の7月6日にはプロデビュー記念『福士あきみリサイタル』が浅草公会堂で開催され、出演者の中には木下伸市、上妻宏光、高橋竹童ら豪華メンバーが名を連ね、三味線かとうも総出でお手伝いすることになっている。

2/13
(木)

 早朝3時半頃よりセ三味ストリートのアメリカ縦断旅行ルポ『ルート66風の歌が流れる』を見る。西から東へルート66を辿るとても面白い番組だった。ピエール、りょう氏二人ともアメリカの遮るもののない大地を踏んで風に吹き飛ばされずにガッシと立った姿はカッコイイ〜ィ。ひゅうひゅう!

2/10
(月)

 藤井城さんのライブがあり、山口両選手音響のお手伝いに。私は本番に遅れて初めのセ三味ストリートを聞き逃し残念。joeさんは立ち上がりかなりの緊張でこちらの体も硬直。徐々にほぐれて2部のセッション中心になってからは共演のajoさんとも息が合うようになって最後は客席も一緒に大いに盛り上がり大盛況裡に終わる。joeさん、お疲れ様でした。

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