店主日誌
2012年5月

5/4(金)

  連休後半、今頃津軽三味線大会の青森、弘前はそれぞれの会場で白熱を帯びていることだろう。東京は、昨日激しく降た雨が引き続き止まないでいる。今日になって東北地方が猛雨らしい。テレビが折角、弘前公園の満開の桜を映していたが人ひとり歩いていない。今日明日が地元の人たちの書き入れ時なのに・・・明日は晴れますように。

5/15(火)

  都電沿線の歩道の脇はつつじが満開、線路の枕木の横には色とりどりのバラの花が咲き誇っている。遠くから信号機が鳴り始め、その音がだんだん近づいてやがて遮断機が下りると、通勤を急ぐ若い男の人が竹棹で出来た黄色と黒の遮断機を手で押し上げ、線路を越えて小さなプラットホームまで走ってゆく。そしてガタンゴトンと確かな存在を示すように、わが町の都電がゆっくりホームに滑り込む、悠々とここ何十年変わらない店の前の風景。

5/23(水)

 Facebookを始めて3ヶ月余り経過。先日プロフイール欄に好きな言葉として、『老婆は一日にしてならず』という言葉を載せた。これは以前、サックス奏者の坂田明さんがご自身のオフィシャルサイトに掲載していたメッセージだ。初めてこの言葉に出会ったときは先ず吹き出してしまった。が、次の瞬間には「ウーム!」と唸ってしまったものだ。

 以前、あるライブ会場でその坂田さんにバッタリお会いした。「拝見しましたよ、老婆は・・・・・。いいですねえ。」と言うと、「そうだろ、真実だよね。」とあの人懐かしい笑顔で答えてくれた。

5/28(月)

5 木乃下真市ライブが先週26日(土)に終わった。 『KING』と呼ばれて久しいが、その指使いと撥さばきの「凄み」は、相変わらず他の誰よりも図抜けて怖いくらいだった。