店主日誌
2006年
7月

7/28(金)

 昨日は珍しく朝から電車に乗り水道橋で降りて東京ドームホテルへ行く。新聞の取材でロビーで記者と待ち合わせた。取材は1時間ほどで終わったが帰りにホテルを見上げるとデカイ。こんなホテルがあったとは、後楽園前の通りはよく車で通ったがまるで気がつかなかった。梅雨が明けたかのような青空、久々の好天気で歩きなれないので汗びっしょり。

7/24(月)

 今日は『東京バトルU』の紹介をしていただくFM番組の収録日。山口真明と半蔵門のTOKYO・FMに10時前着、打合せのあと11時からノンストップ1時間、出演者の音源などを交えてしゃべりにしゃべりまくる。プロデューサーの田中美登里さんには以前1999年にもお店に来店していただき、番組に出させていただいたことがある。有難いことだ。その時も長くしゃべり続けた記憶がある。無口のつもりだけど、ワタシってもしかしておしゃべりなのかしら?

 昼過ぎ、店に帰るとチケットを買いに来たお客様あり、昨日のコンサートに来た人だった・・・嬉しい。

7/23(日)

 上野不忍池の水上ステージで『津軽三味線&日本一の仲間たち』のコンサートがあり、チラシの折込に行く。1000枚、9時から12時まで開演に間に合うように必死に折り込んだ。受付の係りの人は今日は曇りで涼しくて最高ですよと言っていた。毎年暑いか、雨でぐっしょりかどちらかだと言う。不忍池一面、緑の葉のあいだに美しく鮮やかなピンク色の蓮の花が見事に開花。

7/22(土)

 新宿花園神社の椿組公演に津軽三味線の小野越郎さんが出演していて何日前から8/26のチラシの折込をさせていただいている。今日は夜の本公演前に小野氏がユニットを組む「楾-はんぞう」のライブがあり聴きにきた。その前に音響卓にいる『音響のアングラの女王』と誰かが言っていた古い女友達Kちゃんに「うオー、久しぶり」とそっと握った手に差し入れをして、懐かしいテントの硬い現場板のイスに座る。と言ってもこの後、もうひとつ横浜で友人の芝居があったので途中で抜け出した。いい曲を聴いて後ろ髪惹かれたが受付で「楾-はんぞう」の新CDを買って駆け出した。そう,松田優作のようにGパンに長い髪をなびかせ、風を切り、夕日の花園神社から人ごみの中、伊勢丹の横を走り抜けて・・・。

 5分遅れて飛び込んだ横浜相鉄本多劇場の芝居は昔の女友達の一人芝居で樋口一葉の『わかれ道』、芝居をやり続ける彼女の一本気な性格は今も変わらない。そしてそこにナント、うちのちとしゃん亭にも出ていただいたことのある澤田勝邦さんが津軽三味線の演奏で出演していたのだ。終演後のロビーで勝邦さんがニヤニヤしながら「どこにでも現れますネエ」と僕に言う。

 不思議と言えば不思議だが、花園神社では開演前に、これもちとしゃん亭に何回か出ていただいたことのあるタブラ奏者のH氏に10年ぶりくらいに偶然会い、古い喫茶店でコーヒーなど飲む。そして、横浜では芝居を見に来ていた昔の仲間のK氏たちにこれも偶然7、8年ぶりに再会した。帰りに一杯やりながら(私は車なので残念ながらウーロン茶)懐かしい話で盛り上がる。K氏は6年ほど前、脳梗塞で倒れて大変な思いをしたことを完治していない口調ながら雄弁に語った。ああ、それだけ語れれば大丈夫だとみんなで大笑い。それにしてもこのところ昔の仲間との遭遇がたび重なるのは、やはり不思議と言えば不思議ナリ。

7/21(金)

 梅雨末期の集中豪雨が西日本を中心に広範囲に広がっている。九州や長野でも大きな被害が毎朝のニュースで伝えられる。こんな時期の野外ステージでの三味線のコンサートは舞台も客席も屋根があるとはいえ、言わば吹き抜けの高多湿地帯になる訳だから演奏者にとってはかなり辛いものがあるだろう。

7/20(木)

 照明マン、舞台監督、効果音クリエーター、昔仲間であり、飲み仲間との久々の再会。うまい酒、近況報告、馬鹿話、お互い変わってないナァと言い合う笑顔がたまらなく嬉しい。

 一晩の舞台を作るには、実に多くの人の力と智恵が凝縮されている。出演者、スタッフはもちろんだが、表に現れない沢山の人たちの協力なくしてはありえない。そしてそこには常に新しい出会いがある。今日も『東京バトルU』の取材に訪れたとても楽しい記者の方ともお話したが、こんなコンサートを主催するから新しい出会いがあり、今もこういう初めてのすばらしい人とお話が出来る。そして新しい出来事が始まる。毎日毎日、その出会いを繰り返し、その出会った人たちと古い仲間と共にまた新しい一歩を刻んで行く。

7/10(月)

 W杯サッカードイツ大会が終わった。フランス対イタリアの決勝戦、延長戦で結末がつかずPK戦の末、イタリアの優勝。それにしてもジダンの最後が反則レッドカード退場とは…。と思って暗い気持ちでいたら、今大会のMVP選手がジダンとはこれもまた…。

7/4(火)  今朝も昨日に続いて30度を超えそうな朝の空。
7/3
(月)

 飲みすぎと言うか、疲れが取れないというか、運動不足というか、ああこのままではいけないと思いつつ・・・。疲れた仕事の後のビールのうまさはこの時期、何物にも変えがたい、飲み過ぎないようにといつも思っているが、ちょっと飲みすぎたかな、ぐらいのほうがすぐ眠れるし熟睡もできると言うもの。土曜日、ご機嫌な飲み会に誘われた。こういう時は何を飲んでも格別ウマイ。例によって美味しいお酒はもうスイスイと入っちゃう。そう、飲むというよりもお酒のほうから当方の口に勝手に入って来ちゃうといったほうが適切かもしれない。

 そんなわけで昨日の日曜日は朝から何にも食していないのにちっともお腹が空かない。あんまりだるいので夕方になって浅草ROXのまつり湯にアカスリをやってもらいに出かけた。珍しくヨーロッパ系の中年女性だったが無愛想だし片言の日本語で「ウツブセネ」、「ハイ、オキテ」ぐらいしか言葉が無く、体をこする力もいかにもやる気がなさそで、ああ今日はついてないなと思ったが、背中をやってもらう段になって、遠慮がちながら、背中はちょっと強くネとお願いした。するとその女性、「ハイ、ツヨクネ」と言ったかと思うと、先ほどからのヤル気の無さは嘘のようにゴシゴシこすり始めた。暫くすると「コノタオルハ ダメネ」と2枚もタオルを取り替えて俄然真剣そのもの。強さを変えるのは力だけではなくタオルの種類なのかと気がつく。終わったときにはこちらも身体に力が入っていたのでえらくほっとしてグタっとなった。最後にお湯で流してクリームのような物をつけてくれたがこの時、背中の隅々までピリピリと痛いほどではないが皮膚にしみわたり因幡の白兎。そのあと自分でシャワーで流したが、もう身体はピッカピカのすっべすべ、帰り道は最高に爽快、朝起きたときも身体が軽く代謝効果抜群、これでまたガンバレル。それにしてもどうでもいい事を長々と書いてしまった・・・。