店主日誌
2006年4月

4/22
(土)

 先週の土曜日はちとしゃん亭。開店以来36回目を数え、今回のゲストは本條秀太郎先生だった。いつものように国本武春さんの「ちとしゃん亭のテーマ」でお客様にご入場頂き、(と言っても40人入れば満席)ガラス窓の外は縁台を2列敷いて14、5人位お座りいただいて、あとは歩道にはみ出した立ち見のお客様でいっぱいになる。

 いつものように三味線、ギター、尺八、珍しくチェロなど加わり。そして最後が本條先生の端唄になる。桜の花びらはほぼ舞い散り、風の冷たい一夜だったが、集まったお客様は三味線の一音一音に魅入られるように身を乗り出し、澄み切った唄声に身じろぎもしない。

 ありがたいな、とつくづく思う。

4/8
(土)

 さて、来週15日の土曜日は第36回ちとしゃん亭。ゲストは誰でしょう・・・?ご来場いただくお客様のお楽しみ。どうぞ、お花見気分で皆様おいでおいで。

4/7
(金)

 桜吹雪が舞っている。陽気もすっかり暖かくなってきた。若い三味線プレーヤーたちも春の始動を開始した。一昨日、山口真明は赤坂のノベンバーイレブンスで新田昌弘氏のライブに使用の「夢絃21」のお手伝いに行った。共演はヒダノ修一さんで大成功だったとか・・・。そう私は残念ながら観ることは出来なかった。打上げはケビン・メッツとマイク・ペニーも交えて相当盛り上がったようで山口も朝帰りだったそうだ。

 そして今夜は、明日青山スパイラルで行われる浅野祥君出演の『Boys Electone Conspiracy』の同じく「夢絃21」の音チェックに伺う。共演はエレクトーン奏者の長門暁さんで8月の『東京バトルU』で浅野祥君と出演する同じ高校1年生プレーヤー。

4/6
(木)

 1日は日本民謡協会主催で『和洋楽器バンドコンテスト』が日比谷公会堂で行われ、そのロビーに三味線かとうも出店した。お馴染みの沢山の小中学生たちがブースを訪れてサイレント三味線の試奏を繰り返す。バックのリズムに軽々と溶け合いスイングする頼もしいヤング達。他に若手のプレーヤーに混ざって、前日アメリカから来日したばかりのケビン・メッツとその友人マイク・ペニーも遊んでゆく。その合間にリハーサルから舞台を観戦した。一昨年、私共が開催した三味線バンドコンテスト『東京バトル』をしみじみと思い出す。優勝したのは三味線の鮎沢京吾とチェロ佐藤翔、そして尺八の入江要介の三人組『男塾』。準優勝は今年の『東京バトルU』に出演する『閃雷MAX』。続いて2日は『津軽三味線コンクール』で優勝は米澤希英、準優勝、阿部銀三郎に松橋礼香。

 同じく1日、いよいよ8月26日『東京バトルU』のチケット発売開始。初日より順調にすべり出す。チラシもそうだがポスターもとても評判が良い。撥を持つ手を交差させたその形は闘いのイメージを喚起する。合成写真だという人も居るがそうではない、出演者四人のからみ合ったナマ手である。それぞれの特徴が良く出ていて面白い。そして和服姿がビシッと決まった正面向きの顔がなんとも凛々しく美しい。