店主日誌
2006年2月

2/25
(土)

  『東京バトルU』 4月1日チケット発売に向けてチケットぴあへの委託申込み。チラシ制作の為、メンバーの集合撮影準備にデザイナーとの打合せと手配。いつものことだが想像力が膨らむこの瞬間のワ・ク・ワ・ク。

2/24
(金)

  トリノオリンピックで荒川静香選手が金メダル。早朝からテレビで見ていたが、中でも荒川選手に一番強く感じたのは、繊細な手の動きとその細く長い指先の美しさ。それにひきかえ私の指の短く太くて不恰好なことよ。

2/23
(木)

  またまた1ヶ月が経過しようとしている。忘れないうちに・・・。

 木乃下真市氏と上妻宏光氏のニューヨーク公演が殆んど同時期にあり、帰国後のお二人から喜色満面、大成功の報告を戴いた。お二人ご使用の『新・夢絃21』は山口真明が3年以上費やして製作した会心入魂の新バージョン。近々一般の方々にも製品として公開する予定だ。

 2月11日は『土曜ワイドラジオTOKYO 永六輔その新世界』の生中継に生出演。国本武春さんが東尾久界隈を紹介するという設定。スタジオの永六輔さんと三味線かとうの二軒隣り石屋さんの道路角との中継で始まり、ゴトンゴトンと音をたててゆっくり走る都電を見送った後、国本さんが一節唸りながらそのまま歩いて入店。「おはようございます。」「あっ、どうもおはようございます」なんて調子で生放送だから何が飛び出すやらわからない。国本さんはお得意のアドリブでお話も三味線も途切れることなく、まるで英語をしゃべっているようにペラペラ、スイスイ???、ふいにスタジオの永六輔さんから「店主の加藤さん、そこにいるの?」と言われて「永先生、おはようございます。・・・え、えっ、いつも有難うございます。」と私は答えるのが精一杯。その後も国本さんの名調子は続き、最後は店内と集まったギャラリーが一緒に手拍子で盛り上がり嵐のような25分間が過ぎた。

 その国本武春氏は昨日、一昨日と渋谷パルコでコンサートがあり、久しぶりに『夢絃21』を使用、M・山口が連日お手伝いに伺う。同じ一昨日、私は柴田満氏がお手伝いしている桐朋学園演劇課の卒業公演を見に俳優座へ。知合いの作家が書いた『異説・津軽あいや節』と言う作品、俳優の演技に「若いってのはイイナ」と思いながらも襲ってくる眠気にたまらず。唯一救いは、阿部金三郎君が津軽三味線の生演奏で出演、意気のイイ三味線に舞台が引き締まって何とか形になった。

 4、5日前は福居幸大先生が開業した浅草の『吉幸』へお祝いも兼ねて皆で食事に行く。その後も何かと忙しく、3月3日の『福士ファミリーひなまつりコンサート』のお手伝いの下打合せや、8月26日『東京バトルU』の具体的な準備も徐々に始まった。