店主日誌
2003年10月

10/30
(木)

 怒涛の10月がもうすぐ終わろうとしている。あどの祭り、日民全国大会国技館出店、そして楽器フェア初出店。トラブルもなくそれぞれ無事に完了。

 23日の楽器フェア初日は『木下伸市ライブ』大成功で幕が開く。開場1時間前からお客様が並び始め、開場と共に120の椅子席はほぼ埋まり、開演後、続々と押しかける立ち見のお客様で展示会場内に設けられたの仮設テント会場はたちまち熱気でムンムンとなる。

 各展示ブースでの楽器の音だしによる騒音の中、木下伸市さんは初めからスタンディング演奏で、共演の茂戸藤浩司さんと共にラストまで熱くパワフルに弾きまくった。

 終演後、会場から出てくるお客様のどの顔にも驚き入った表情を見る。

 サイレント楽器だけを集めてNHK生中継の為のリハーサルが午後2時半頃より開始、『夢絃21サイレンサー』を腰に携えベテラン山口、いざ決闘の場へ。3時20分頃の生放送は当ブースの目の前、楽器体験コーナーで行われた。生放送の様子を横目で見ながらもそれどころではない、ブースを訪れるたくさんのお客様の対応でてんてこ舞いになる。

 毎日、各洋楽器メーカーやブランド店のお金のかかった垢抜けておしゃれなディスプレイに目をシロクロさせたり、『なんてイイ音なんだ・・・』と足を止めて何回もため息をついたり、4日間、まるで初めて旅に出たピノキオのようだった。

 沢山のお客様のライブ並びブースへのご来場に感謝。そしてオールド&ヤング山口氏搬入を含め5日間連続の早朝横浜出勤、健闘ご苦労様。

 「2003楽器フェア」総来場者数92,347名(楽器フェア事務局発表)。

10/19
(日)

 16日から今日までの4日間、国技館の出店は殆んど接客名人のオールド山口とヤングに任せて、私は閉めた店内で急ぎの皮を張る。いよいよ迫ってきた『2003楽器フェア』に向けて準備の漏れはないか点検も。

10/17
(金)

 歳末謝恩セールの葉書が仕上がり、超特急でDMのシール貼り。その夜遅く中央郵便局へ。早ければ明日にもお客様の元へ届く。表面には楽器フェアのお知らせもあり、木下伸市ライブの告知も印刷してある。どうぞ、皆様どっさりご来場下さいと合掌して投函。

 この3時間ほど前、マナジリ決してシール貼りの真っ最中に、木下伸市氏本人が予告なしに来店。珍しく今日は打合せが早く終わり時間がお有りになるという。こちらは時間がお有りでニャ〜イ!でも時間の余裕からか木下さんの上機嫌のニコニコ顔につられて、新商品の糸巻きのこと、エレキ&サイレントのこと、最近のコンサートのこと、来週の楽器フェアのこと等々、嬉しくて矢継ぎにダイアローグを交わしてしまうオノレのサガ・・・。

 その夜、国技館から戻ったヤングとカミサンとワタシが阿修羅の形相でシールを貼り続けたのは言うまでもない。

10/16
(木)

 日民初日。新商品、津軽用『すべらない糸巻き』を初めて展示する。反応やいかに?

10/14
(火)

 国本さんより無事届いたとのメール有り。当地のケーブルがやっとつながり、これからはすぐにメールのやり取りが出来るので安心。

 今度は16日から19日まで国技館で行われる日本民謡協会主催の全国大会に出店の為の最終準備に追われ・・・。

10/13
(月)

 11日のつづきになるが、あのあと国本さんの残りの一個の荷物はなんとドイツに行ってしまっていた事が判明。先ずは行き先がわかり荷の保全を確認してほっとしたが、国本さんにまだメールも届かずテネシーに連絡できないので、さぞ心配されていることだろう。

 さて、『あどの祭りSOUND FUTURE CONTEST』の8グループによる本選の結果、グランプリを地元青森の『御月見社中』が獲得、特別賞は仙台の『黒子ダイル』に決まる。私も一瞬舞台に上がり賞品の『夢絃21』を手渡す。

 全てが終わった後、この日の審査員の一人で、津軽三味線のゲスト演奏もなさった鳴海昭仁さんお手持ちの『夢絃21』の調子をすばやくチェックさせて頂く。

 夜はホテルに車を置いて、『山唄』のすぐ前にある『河豚』』に行き、初めてこの場で演奏する渋谷和生を見る。ここに移った原因は全く知らないが、すぐ目の前で酔ってざわつくお客さんを前にして少しも動ぜず、三味線を一心に弾く姿は大会で優勝を狙っている頃を思い出させた。演奏の前に広島から戻ったばかりの渋谷氏とお話をしたがとても元気な笑顔に嬉しくなる。

10/11
(土)

  ヤング山口と二人で早朝3時に出発し、弘前は土手町の『津軽あどの祭り』会場に着いたのはほぼ予定通りの11時。昼過ぎる頃から顔見知りの何人かの出場者が続々と現れる中、東京より電話有り、アメリカに着くはずの3個の荷が2個しか届かなかったと国本さんから電話があったと言う。「ありィ?」。すぐに問合せをする。 

10/10
(金)

 出張先のパラグアイよりお客様が一時帰国し、ご来店。向こうでは津軽三味線を弾いている人はいないそうで珍しがられてモテモテのお話。

10/8
(水)

  アメリカのテネシーの国本武春氏に3個口で三味線などの荷物を発送する。無事に届けばよいが・・・。

10/6
(月)

 『津軽あどの祭りSOUND FUTURE CONTEST』特別賞に提供するエレクトリック三味線“夢絃21”が仕上がる。音出しも入念に行い準備完了。

10/4
(土)
  『2003楽器フェア』に向けて出店の準備が着々と進んでいる。当日現場に来てくださったお客様に差し上げるステッカーのデザインを柴田氏らと相談しながら進めている。その他、飾り付けや、快く引き受けてくださった木下伸市さんと茂戸藤浩司さんのライブイベントの音響のこと、出店に誰が行くかのローテーションなど、細かいことまで・・・。
10/3
(金)
 アコーデオンを弾いている友達の出ているブレヒトの実験劇を見にシアター]へ。芝居は全く不味かったが、帰りに一緒に行った女友達にすすめられて飲んだバーボンのソーダ割りにレモンを絞ったヤツが実に美味かった。